株式会社髙田地研は「土と水の建設コンサルタント企業」です。地質と地下水に関する専門技術を有し、地元山形に根差した持続可能な社会づくりに貢献しています。2024年9月で創立70周年を迎えました。

Q.働きやすい職場づくりを始めたきっかけを教えてください
以前は全社的に健康診断で異常が見つかることも多く「社員に健康的に働いてもらうためには」という視点で、2021年から健康経営の取組みを始めたのがきっかけです。その中で「ワーク・ライフ・バランス」や働き方が健康にとって重要だということに気づきました。それから社員の健康を守ること、働きやすい環境を整えていくことが生産性の向上や仕事へのやる気・満足度を高めることに繋がっていくと考えています。
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(インタビューに答えてくださった経営企画部の森田菜摘さん)
Q.認定項目のうち、特に力を入れている項目はありますか
「安心して働ける風土づくり」です。年に1度、全社員が社長や役員と面談する機会を設け、仕事状況や業務改善の意見等を忌憚なく話します。面談では日頃思っていることを伝えることができ、改善点や新しいアイデアに積極的に対応してくれます。入社してすぐに「風通しのよい会社」というのを実感する社員も多いようです。実際に今年の4月からは社員の声が反映されて、時間単位で有給が取得できるようになりました。
Q.そのほかに取り組まれている内容を教えてください
社員の健康意識を高めるために、日々の健康チェックを習慣化するためのスマホアプリの導入や、アプリを活用したウォーキングイベントなども開催しました。健康づくりのきっかけや意識付けになり、それらを通じて社内のコミュニケーション促進にも繋がっています。
また社外の人に向けてホームページやSNSの充実を図り、普段の業務や会社行事等を親しみやすく伝えるようにしています。あまりなじみがない業種なので、YouTubeも活用して業務内容や雰囲気を広く知ってもらうことで、会社のイメージアップにも繋がれば良いと思っています。
広報の一環で行っているYouTubeや創立記念のノベルティグッズのデザイン制作など、自分が作成したものを会社から評価され、どんどん後押ししてくれるので、とてもやりがいがありますね。
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Q.働きやすい職場づくりに取り組んでみて、どんな効果がありましたか
離職率が過去5年ゼロであることが大きいです。県外出身者を含めて、新卒者が毎年3、4人入社しているのは、安心して働ける環境が整備されていると感じてくれているのかなと思います。
健康面では、社員の健康意識の高まりから全体的な健康診断結果も良くなってきているという効果もあります。
また、会社の技術を活かして敷地内に温泉を掘削し、ひのき風呂と露天風呂の建屋を設置しました。社員の皆さんとその家族が利用できる癒しスポットです。
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(敷地内にある露天風呂)
Q.これからどんな会社にしていきたいですか
社員が笑顔でいきいきと働き続けられる会社を目指しています。楽しく働いて、そこから社員のアイデアや活気がより生まれるようになってほしい。様々な発信も継続して、取引先様や地域とともに成長していきたいです。