株式会社佐藤工務は、昭和29年に山形県鶴岡市で創業し、建設業および不動産業などを幅広く展開している企業です。建築部門では、公共・民間を問わず多種多様な施工実績を担うほか、自社施工物件の管理や土地売買といった不動産コンサルティングまで一貫してサポートしております。土木部門では、道路建設のみならず、河川・圃場整備・海岸整備など、地域の安全と基盤を支えるインフラ整備に尽力しております。

Q.働きやすい職場づくりを始めたきっかけを教えてください
実際のところ、「改善しよう」と意識して始めたわけではありません。やまがたスマイル企業認定制度があることを知り、「自社の状況を照らし合わせてみたところ、実はすでに多くの項目を満たしていた」というのが実情です。
特に、有給休暇の取得率は82.4%になっており、社員が自由に有給休暇を取得していることがわかりました。病欠や通院、冠婚葬祭だけでなく、リフレッシュ目的でも気兼ねなく活用できる雰囲気が、この数字に表れているのだと感じています。
現在のところ男性社員の育児休業の取得実績はありませんが、以前から配偶者が出産する時のための休暇制度があり、取得率は70%以上を維持してきました。昔から相談しやすい風通しの良さがあり、それが結果として現在の働きやすさにつながっていると思います。
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▲インタビューに答えてくださった取締役総務部長の阿部さん(右)・総務部係長の渡部さん(左)
Q.認定項目のうち、特に力を入れている項目はありますか
仕事と家庭を両立するための支援としては、子どもが保育園に慣れるまでの期間などに、希望があれば勤務時間を30分繰り下げるという対応をしています。社員からは「忙しい朝の30分はとても貴重で助かった」という声がありました。
また、女性の活躍推進については、勤続年数や資格、スキルなどを考慮して係長等の役職に就いてもらっています。40代から50代の女性社員が多く、とても頼りになっています。
Q.そのほかに取り組まれている内容を教えてください
建設業において各種認定の取得は入札時の加点評価に直結するため、積極的に取得を進めています。今後、これから取り組む「くるみん」「えるぼし」などの認定取得を通じて自社の現状を客観的に把握し、職場環境のアップデートを図っていきたいと思っています。
また、「健康経営」にも力を入れており、健康経営優良法人に認定された法人のうち、上位501位から1500位までの法人が認定を受ける「健康経営優良法人ネクストブライト1000」を取得しています。以前より生活習慣病や婦人科検診の全対象者受診を徹底してまいりました。社員が心身ともに健康で長く活躍できる環境づくりを目指し、今後も健康増進の取り組みを推進してまいります。
Q.働きやすい職場づくりに取り組んでみて、どんな効果がありましたか
当社が各種認定をいただける環境にあるのは、創業以来大切にしてきた「社員は家族」という理念が根付いているからだと思います。経営者と従業員が互いに家族のように寄り添い、困りごとがあれば柔軟に対応する文化が、結果として心理的安全性の高い職場を生み出しています。
毎年恒例の由良海岸清掃ボランティアには、昨年、全社員の多くを占める約80名が自発的に参加しました。また、社員主催のボウリング大会が開催されるなど、部門を超えた交流の輪が自然と広がっており、風通しの良い組織風土が構築されています。
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▲社員主催のボウリング大会
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▲由良海岸清掃ボランティア活動
Q.これからどんな会社にしていきたいですか
各種認定の取得はゴールではなく、継続的な改善と質の向上が重要だと考えています。これまでは「社員は家族」という考えのもと、身体の健康管理を当たり前として取り組んできましたが、今後はメンタルヘルスケアも含めた多角的な心身のサポートに注力し、一人ひとりが意欲的に働ける環境を整えていきたいと思います。
また、職場環境の面では、次年度から週休2日制の導入を決定しました。時代や社会が求めるニーズを敏感に察知し、制度を常にアップデートしつつ認定取得のプロセスで得た気づきを活かし、対外的にも信頼され、社員が誇りを持って健やかに働き続けられる企業を目指していきます。